投資と消費と資本


次の場合を考える。


(消費)はじめA氏が100円を持っている。

B氏がA氏から100円を借り、B氏から受注したC氏が生産した100円分の消費財を買い消費する。一連の活動が終了した後は、A氏の100円の債権、B氏の100円の債務、C氏の100円の現金で、経済全体の純財産は債権と債務を相殺したのち差し引き100円となり、当初A氏が一人で持っていた経済の全財産100円と変わらない。

(投資)はじめA氏が100円を持っている。

B氏がA氏から100円を借り、B氏から受注したC氏が生産した100円分の投資財(工場・機械とする)を買い投資する。一連の活動が終了した後は、A氏の100円の債権、B氏の100円の債務と100円の工場・機械、C氏の100円の現金で、経済全体の純財産は債権と債務を相殺したのち差し引き 200円で、当初A氏が一人で持っていた財産に投資した100円分がプラスされる。

このように、投資活動は等量の貨幣が循環する中でも、生産した財の取引量(フロー)を増加させるだけでなく、経済に対して資本蓄積(ストック)をし財を増やす。当初原野であった土地に、耕作地が出来、都市が出来、道路が出来るのはこれらの投資活動の結果である。

また、この投資は消費を抑え貯蓄したということでもあり、経済全体の貯蓄はそういう意味で重要である。



『ウィキペディア(Wikipedia)』参照